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守屋証人、私の目の前で、涙を浮かべ証言2007年11月15日
参院外交防衛委員会で、防衛省の守屋武昌・前事務次官の証人喚問が行われました。そして民主党の浅尾慶一郎議員の粘り強い質問の結果、山田洋行の宮崎元伸元専務(既に逮捕)との宴席に額賀福志郎財務相と久間章生元防衛相が同席していたことを明らかにしました。神田や六本木の料亭であるとか、他の同席者の名前なども詳細に語りました。
守屋証人の席は、委員会の理事を務める私の目の前で、今日は初めから殊勝な態度に終始し、時折目に涙を浮かべながら丁寧に答えました。様々な不祥事で多くの自衛隊員に迷惑をかけたとお詫びし、「私のような者に退職金を受け取る資格はありません。返納する覚悟でございます。申し訳ございませんでした」と述べ、ゴルフや飲食などの過剰な接待を受け続けていたことについては「それが刑事罰に該当するということであれば、逃れる考えは全くありません」と踏み込みました。
まるで逮捕を覚悟したかのようなたんたんとした答弁でした。至近距離での証人の息使い、目をつぶって考え込む仕草などが、テレビの映像を見ているように超リアルに感じることができました。
実は浅尾議員がここまで追い込めた陰には、民主党議員のチームワークがありました。偽証を恐れ実名を挙げることを拒む守屋証人に対し、「・・・と思います、という言い方であれば問題がりませんよ」と促し、「包み隠さず話す、と宣誓したではありませんか!」追い込めたのも、他の議員からの知恵でした。また合った場所、同席者の名前などを聞き出すという知恵も他の議員から寄せられ、その都度私がそのメモを質問者に手渡しました。
この日は宮崎元専務を告訴している山田洋行の米津佳彦社長も参考人質疑に応じ、水増し請求などについて証言しました。
二人とも、まだまだ全てを明らかにしてはいませんが、かなりの事実関係が明らかになりました。
二人の政治家の名前が明らかにされたことによって、今後の国会審議にも大きな影響を与えます。
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