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朝鮮戦争に参戦した日本?2020年07月15日

7月15日に藤田幸久政経フォーラムを再開し、孫崎享元駐イラン大使から、「朝鮮戦 争を今考える」というテーマで講演いただきました。
 最近出版した「朝鮮戦争の正体」から70年前の真実を以下のように語って下さいまし た。
●米国は日本の軍事力を朝鮮半島で使うことを検討。朝鮮戦争勃発と同時に警察予備隊を創設。しかも法律ではなく、政令で創設した。連合軍司令部(GHQ)は野党が反対しないように圧力をかけた。...
●海上保安庁1200 名の旧海軍軍人が元山、仁川等の掃海活動に従事し、607 平方キロ以上を掃海したが、いまだにその事実は知られてない。吉田首相が「一切秘密にするように」と海上保安庁長官に指示、そして隠蔽した。
●機雷掃海に従事することは戦争への参加であり、憲法違反である。従って、法律でなく政令で警察予備隊を設立したのである。
●何故日本国内でこれらに対する批判などが起きなかったのか。それは、「レッドパージ」と称してマスコミの大量解雇を行ったからである。朝日新聞72名、毎日新聞4名、読売新聞34名、日経新聞20名、東京新聞9名、NHK99名、時事通信16名、共同通信33名であった。
日本国憲法の根幹、「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」が侵された。「民主主義」「自由主義」の要、報道の自由も侵された。
 ここ数年の政治状況に極めて類似しています!
 なお、孫崎大使や、私など前からお話をした人達は、フェースシールドをつけてお話しましたので、ご心配なく。