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元捕虜の方々と麻生本社などを訪問2009年06月17日
16日は、元捕虜の方々と飯塚市の麻生本社などを訪問しました。
その後、地元の老人たち(当時子供だった)と鉱山跡地などを訪ねました。
元捕虜のクームズさんは、集会所に集まった地域の人たちに次のように挨拶しました。
「麻生本社の人たちは、記憶を失っていて、私たちが彼らの炭鉱で奴隷労働をさせられていたことさえ、確認ができない、といわれた。でも、子供だった皆さんが私たちのことを覚えていてくれて、チューインガムやチョコレートと鶏や卵を交換したことなど確認しあえて、本当に嬉しかった。」
と述べました。
15日の記者会見について、現地の新聞各紙が伝えていますが、以下が共同通信の配信です。
■元連合国軍捕虜、飯塚市の吉隈炭鉱跡なでを訪問(6月15日)共同通信
元捕虜「麻生首相は謝罪して」 旧麻生鉱業で炭鉱使役
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061501000678.html
第2次世界大戦中、麻生太郎首相の父が経営していた旧麻生鉱業の吉隈炭鉱(福岡県桂川町)で使役されていた元連合国軍捕虜のオーストラリア人男性らが来日、同県飯塚市で15日記者会見し「わたしたちに与えた苦しみに対し、麻生首相は国を代表し謝罪していただきたい」と訴えた。
来日したのは元捕虜のジョセフ・クームズさん(88)と息子2人、英国人捕虜だった故パトリック・マクアナルティさんの息子ジェームスさん(62)の計4人。16日に首相の親族が経営する麻生グループの親会社「麻生」(飯塚市)や吉隈炭鉱跡などを訪問する。
クームズさんは1945年5~8月に吉隈炭鉱で労働。「落盤事故が相次ぎ恐ろしかった。12時間もの重労働と粗末な食事のために両ひざを痛めた」と振り返った。首相に謝罪と補償を求める手紙を何度も送ったが返事がなく「奴隷のような労働をさせられた事実を認めてほしい」と訴えた。
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