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【民進党ニュース】政府に声をあげるのを抑圧するのが共謀罪法案の目的。何としても阻止を2017年05月17日


 党共謀罪対策本部長を務める枝野幸男衆院議員は16日夜、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会と共謀罪NO!実行委員会が東京・日比谷野外大音楽堂で開いた「共謀罪廃案・安倍政権の改憲暴走を止めよう!5.16大集会」で民進党を代表してあいさつした。
 あいさつの中で枝野議員は、共謀罪法案を審議する衆院法務委員会で十分な答弁ができない金田大臣をかばうため、質問者が求めていない法務省刑事局長を政府参考人として常時出席させ答弁させることを与党が強引に決定するなど、国会のルールが踏みにじられていると国会審議の状況を説明。また、その刑事局長の答弁自体も整合性のない発言が繰り返されている状況だとして、「24年間国会議員を務めてくるなかで、こんなに道理が通用しない国会の状況は初めてだ」と政府・与党を強く批判した。
「政府に声を上げる運動を抑圧する、それが共謀罪法案の目的」だと枝野議員は指摘。「組織的犯罪集団でなければ処罰の対象にならない」と政府は強弁してきたが、企業や市民運動、町内会活動などでも一部の人が犯罪を行おうと意思統一した場合、この意思統一に関与していなかった人も全員が処罰対象になることが審議で明らかになったこと、また、数人を自白に追い込めば組織まるごと処罰対象にすることができる内容だと解説した。
 枝野議員は「これを何とか阻止しなければ政府に声を上げることが抑制される。その危機にある。常識や前例が通用しない国会になっているが諦めることなく最後の最後まで戦う。なぜなら、この国の主権者は総理大臣でも法務大臣でも国会議員でもない。国民の皆さんだから。まだまだ、この法案の危険性に全く気付いていない主権者の皆さんがいる。私たちもこの危険性を知ってもらうために全力をあげて戦う。ぜひ皆さんも皆さんの力で、市民ネットワークをさらに大きく広げていただくことで、共に戦い、何としてもこんなおかしな法案、阻止しよう」と呼びかけた。
 民進党からは近藤昭一、辻元清美、佐々木隆博各衆院議員、有田芳生、江崎孝、那谷屋正義、徳永エリ、神本美恵子、相原久美子、宮沢由佳、藤田幸久各参院議員も集会に参加した。(民進党ホームページより) 記事【「政府に声をあげるのを抑圧するのが共謀罪法案の目的。何としても阻止を」枝野議員】