これから北京に向かいます。民主党を代表してアジア政党会議出席です。中国国際航空のエコノミークラスです。
インターネットセンター李暁東所長と1時間半、中国のインターネット産業について勉強させて頂きました。習近平国家主席がアメリカでグーグルなどのトップと交流したアドバイスもしたように、中国の産業全体におけるインターネット産業の存在は極めて大きくなっています。そして習近平主席自身の関心の強さを実感しました。
傅莹•全人代外事委員会主任委員と一時間近く意見交換できました。駐英、駐豪大使などを歴任した外交官で、日中間の関係改善に向けた突っ込んだ交換ができました。2012年の尖閣諸島国有化の時に中国側の外務副大臣として苦労された経験もお話して下さいました。
アジア政党会議の開会式です。公明党山口代表、共産党緒方議員、社民党服部元議員などと一緒です。中国共産党の劉常任委員、カンボジアのフン・セン首相などが挨拶しました。
中国国際戦略学会の黄副会長他と安全保障問題について2時間半意見交換しました。日本で駐在武官を務めた人を含め、退役と現職の制服組ばかりです。中国は外交的手段で隣国との問題解決を見出したい、日中の制服組同士の危機管理メカニズムが進んでいる、ということを強調していました。私からはなぜ私達は安全法制に反対したのかを詳しく説明しましたが、それに関して多くの質問を頂きました。
李源潮国家副主席と10分近くお話できました。7月に日本から中国の養父母の皆さんを訪問した、中国元残留孤児の皆さんを迎えて下さったことに私からお礼を申し上げました。すると、副主席が幼少の時優しくしてくれた女性の先生が突如行方不明になったので心配したが、後にその人は残留孤児で日本に帰国したことが分かった、という体験を詳しく話して下さいました。そして、養父母の支援を私が行ってきたことに謝意を示して下さいました。とても温かい指導者です。民主党の後藤 祐一議員と社民党の服部元議員と一緒でした。
アジア政党会議の経済に関する分科会に出席しました。「シルクロードにおける国家発展の新しい力」というテーマで後藤祐一議員に発言して頂きました。
アジア政党会議で、公明党山口代表、中国共産党対外連絡部の李軍さんと旧交を温めました。右は後藤祐一議員です。
無事中国から帰国しました。昨日は、人民大会堂で、習近平国家主席と会談できました。各政党から代表一人ということで、日本からは公明党、共産党、社民党と私の四人でした。カンボジアのフン・セン首相、インドネシアのユドヨノ元大統領、タイのアピシット元首相などです。習近平主席は約20分原稿を読みながら、シルクロード構想について説明しました。並々ならぬ意気込みです。会見場の中は写真撮影ができないので、後で掲載いたします。
旧知の皆さんんと様々な交流ができました。写真の順番に、韓国議員団、ベトナム共産党トラン・ダク・ロイ対外関係副委員長、カンボジアのケオ・プット・ラズメイ国王枢密院委員、イランのハッサン・ガフォーリ・ファルド元副大統領です。
中国での最終日は、中国共産党中央対外連絡部筆頭副部長で,前北朝鮮駐在大使の劉洪才さんと一時間以上懇談しました。衆議院議員初当選後の私の最初の仕事であった、民主党初の海外訪問担当の私を助けてくれました。この訪問で中国残留孤児を助けた養父母の家庭訪問を行いお礼を申し上げました。また民主党と中国共産党との正式な交流が始まりました。今回は北朝鮮情勢についても聞くことができました。
最終日に盧溝橋を訪れました。また中国人民抗日戦争記念館も訪れました。ここは、南京と異なり反日的な色彩が極めて少ないことが印象に残りました。日本軍と戦ったのは蒋介石の国民党ばかりではなく、共産党軍でもあることをしめす展示が多いのです。毛沢東はあまり直接日本軍と戦っていないので反日的ではない、と言われる所以かと思われます。そして最後のコーナーは日中友好に貢献した日中の要人同士の写真が多く飾られています。また残留孤児の養父母の慰問活動を続けている、劉錦程さんと楊二連さんの写真も飾られているので嬉しく思いました。
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