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小川和久さん(軍事アナリスト)が平和構築について講演2011年02月17日

  15日に、私が会長を務める超党派の平和構築推進議員連盟で、軍事アナリストの小川和久さんを招いて講演会を行いました。小川さんとは20年以上にわたって、防衛問題を中心にさまざまな助言をいただいている間柄です。私が国会議員になってすぐに着手した対人地雷禁止条約のときにも自衛隊OBの立場から廃止のための論陣を張り、条約締結に大きく貢献していただきました。

 今回の講演会は衆議院の本会議が急遽開催された関係で、予定していた議員の大部分が参加できないというハプニングがありましたが、各事務所の秘書さんたちが代理に駆けつけて、熱心にメモをとっていました。

 今回、小川さんにお話しいただいたのは、オーストラリアと日本が平和構築の分野で手を結べば、大きな力を発揮するという提案です。小川さんは昨年、オーストラリア政府の招きで同国の平和構築のシステムについて調査をしてきました。自国の国益を考えながら戦略的に平和構築活動をしているオーストラリアは、国際的にも最先端を行っており、アメリカからも高く評価されていることがわかりました。しかし人口の少ないオーストラリアは、そうした高度なノウハウを持っていながらも人員不足に悩まされています。そこで、平和構築に必要な装備や人員を十分に供給できる日本とオーストラリアが協力して平和構築に乗り出せば、日本にとってもこの分野で国際的な評価を得るチャンスであるというのが小川さんの提案です。

 私は、小川さんを菅直人総理、前原誠司外務大臣、東祥三内閣府副大臣にお連れし、報告しており、内閣府がすでに検討に入っています。小川さんによる平和構築の提案が一日でも早く実るよう、願ってやみません。

 

 

   

 

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