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WCRP第2回東京平和円卓会議2024年02月26日

WCRP第2回東京平和円卓会議「戦争を越え、和解へ」219日~21日)に出席しました。

私は、後援したWCRP(世界宗教者平和会議)国際活動支援議員懇談会、国際I C推進議員連盟、そして国際IC日本協会の関係者として2022年の第1回円卓会議に続いて準備段階から支援させていただきました。

ウクライナ、ロシア、パレスチナ、イスラエル、マリ、ミャンマー、ハイチを含む紛争地域から16カ国約100名の宗教指導者などが参加しました。

特にウクライナとロシアからは第1回会議にも出席した宗教者が二人ずつ参加しました。しかもこの人たちは所属する宗教組織からの正式派遣です。ロシア正教会はプーチン大統領を支援しており、ウクライナの宗教者は、政府と軍から特別な許可を得ての出国であり、日本政府もこれらの人々のビザ発給を支援してくれました。

パレスチナとイスラエルからは、昨年107のハマスによる攻撃の現場にいたイスラエル人を含め立場の異なる3人の宗教者が同時参加して、深い交流を行っていました。この円卓会議は「safe space(安全な空間)」であることを象徴していました。

会議期間中、議員会館での「国会議員との対話」(写真3)を含め国会議員13名が参加して下さいました。外務大臣経験者2名、防衛大臣経験者1名、日本・ロシア議員連盟、日本・ポーランド議員連盟、日本・ミャンマー議員連盟の会長が含まれ出席者からの様々な要望も聞いて下さいました。

1 パレスチナの宗教指導者は、日本政府が、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への財政支援を再開するよう要請しました。UNRWAは、107のハマスによるイスラエル攻撃に12人の職員が協力したとされ、財政支援が停止されています。国会議員の一人は、他の議員とともに、日本政府に再開を強く求めてきたと答えました。

2 ウクライナの宗教指導者は、ポーランドがウクライナの農産物や工業製品をポーランドや近隣諸国に輸出するために国境を開くよう、日本政府がポーランドに要請することを要望しました。

今回の円卓会議のコンセプトペーパーは「宗教・信仰の関係者や政策立案者は、和解を促進し、平和・安全保障・人間の尊厳のための基盤を(再)構築する上で、互いの持てる能力を強化しやすい位置にいる」と謳っています。

しかし、ウクライナでも中東でも、宗教は戦争を正当化するために利用されています。政治指導者、特に権威主義的な傾向を持つ指導者たちは、宗教の信者を煽って他者に敵対させるのが得意です。

和解を実現するための宗教指導者更なる貢献に期待するものです。

会議の声明文には、以下が盛り込まれました。

「諸宗教による平和のビジョン実現に向けて、私たちは共同して次の行動に取り組みます: 

  • 橋渡し役として、また平和構築者として、激しい暴力、強制退去、その他の人権侵害に対処するための共通の行動において、誰一人取り残されることのないよう協力する; 
  • 私たちの宗教的資産とコミュニティを動員し、子どもたちやその他の弱い立場にある人々を含めて、戦争で引き裂かれたコミュニティに人道支援を提供し、共通善と私たちの共通の家

(地球)保護のために、宗教間の協力を推進する; 

  • 幸福の分かち合いと人類の繁栄のための共通の行動を推進するために、女性や若者を含む各界関係者の持続的な参画を培い、促進する; 
  • 戦争と暴力の再発と長期化を回避するため、癒しと和解のための長期的なプロセスを通じて、積極的平和を構築する; 
  • 暴力、虐待、搾取、その他の人権侵害を生み出す上述の紛争や戦争によって傷つけられ、引き離された家族やコミュニティの団結と癒しを促進する;そして 
  • より平和で公正かつ包括的な社会のために、信頼を築き、分断を癒し、赦しと和解を促進するため、諸宗教平和円卓会議を引き続き開催する。」