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ワシントンポスト紙による中傷記事2010年03月08日
ワシントン・ポスト紙(3月8日)が私を中傷する記事を掲載しまし
た。
(注)は事実誤認です。3日後に同紙は、私と米軍元捕虜による反論を掲載してくれましたが、その日本語訳を掲載します。
【仮訳:民主党国際局による】
「日本における有毒な思想~ 9・11事件の共謀説が日本の与党を支配しているのか」
藤田幸久議員は与党民主党の有力議員である。民主党の国際局長や参議院国際問題調査会委員長(注:国際地球温暖化問題に関する調査会理事-Director, Research Committee on International Affairs and Global Warming Issuesの間違い)である藤田氏は、2007年に参議院選挙で当選し、東アジアにおける米国の最も重要な同盟国の外交政策部門の責任者である。(注:国際局長は政策担当ではない) 彼はまた、アメリカが描く9・11事件は巨大な虚構であると考えているようである。
最近の我々のインタービューで話した(注:移民に関するインタービュー後の懇談である)世界貿易センターの攻撃に関する藤田氏の考えは余りにも奇想天外で、生半可であり、知的には偽物であり、真剣な議論に値しない。
彼は9・11が本当にテロリストによるものなのかを疑問視し、事前に事件発生を知っていた闇の勢力が株取引を活用して利益を得、19人のハイジャック犯の内8人が今も生存しているという幻想的な情報を受け売りしており、少なくともツインタワーに隣接する世界貿易センター第7ビルの崩壊の原因は、火災や瓦礫ではなく、むしろ制御解体ではないかということを示唆している。
その規模と範囲が歴史的な大きさを持つ他の災害と同様であるが、9・11事件はアメリカ国内外において、陰謀論者達の活発なサブカルチャーを生み出した。藤田氏に関して唯一特筆すべきことは、少数過激派の想像を受けやすい人物が世界第二の経済大国の与党で重要な地位を占めているということである。
我々は藤田氏の見解が日本で広く共有されていると信じる理由は何もない。おそらく、そのようなことはないだろうし、むしろ多くの日本人はそれに当惑しているだろう。24人の日本人が犠牲となった9・11の攻撃に対して日本政府が独自の調査をすべきだという藤田氏の二年前の提案は何も進展していない。しかしながら彼の見解は、アメリカ合衆国への深い不信感に根ざしているとともに、民主党と鳩山由紀夫政権に流れている反米感情を反映しているように思える。
鳩山氏は、昨年夏の選挙で選ばれ、ワシントンとのより成熟した関係と、日中間のより緊密な関係を呼びかけている。彼は長年にわたる日米同盟が日本の安全保障の基軸であることを改めて確認したが、鳩山氏自身や民主党中心の政権の行動はそれに疑問を禁じ得ない。日米同盟は何十年間にもわたり東アジアの安定における欠かせない勢力であることは、決まり文句であり、事実である。鳩山氏が藤田氏のように見境がなく、事実を歪曲する人物の存在を彼の党内で看過すれば、その同盟関係や東アジア地域にもたらしている利益が重大な試練にさらされる。
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