新MRAハウスのお披露目の会2022年12月08日

先日新しい財団法人MRAハウスのお披露目の会にうかがい、濱口博史理事長他のお出迎えを頂きました。ここは、戦後日本と韓国の国会議員が最初に会した、60年安保の際に超党派の国会議員が打開策を話し会った、などの「和解のハウス」でした。用途基準の関係などで、新しい多目的ビルに姿を変え、その1階がMRAハウスのセンターとなりました。 　MRAハウスが運営した小田原のアジアセンターの1962年の開所式では池田勇人首相が挨拶しました。当時国交の無かった韓国から金鍾泌中央情報部長（後の首相）が特別に来日を許されて出席し大平正芳外相（後の首相）との「金・大平メモ」で合意し、3年後の日韓国交正常化につなげたことなど「和解のセンター」の役割を果たしました。このセンターも耐震基準の問題で今は存在しません。 　これらの中心を担った渋沢雅英さん（渋沢栄一曾孫）を中心に数十年にわたる書籍、映画、写真などの貴重な資料も保存して下さっています。　　　　　 　ますます混迷を深める内外の情勢の中で、ＭＲＡハウスのますますの活躍を期待します。 　MRAはその後IC (Initiatives of Change) と名前を変え、いわば兄弟グループのような国際IC日本協会を私もお手伝いしています。