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7回落選し、二人の息子を失ったリンカーン元大統領2022年03月22日

「7回落選し、二人の息子を失ったリンカーン元大統領」
ロシアによるウクライナ侵略は、世界全体の様々な秩序の再建を迫っています。民主主義は機能するのか、という悲観論も台頭しています。そんな中、民主主義の支柱の一人、アメリカのリンカーン元大統領の「挫折の人生」を学べと、提案をしてくれた方がいます。以下が、彼の主な人生です。
9歳 母親が死亡                                22歳 会社が倒産                                23歳 州議会議員選挙落選                            24歳 会社が倒産                                26歳 婚約者が死亡                               27歳 神経衰弱を患う                              29歳 州議会議長選挙落選                            31歳 大統領選挙人選挙落選                           34歳 下院議員選挙落選                             40歳 次男死亡                                 46歳 上院議員選挙落選                             47歳 副大統領選挙落選                             49歳 上院議員選挙落選                             53歳 三男死亡
「奴隷解放宣言」を行い、その後南北戦争に勝った直後に暗殺されたリンカーンの「人民の、人民による、人民のための政治(government of the people, by the people, for the people)」は、民主主義の教科書とも言われます。しかし、彼が失敗と苦難の連続の中で、この民主主義、平等、人権を命がけで守ろうとした生涯を改めて学びました。
アメリカの新聞で「あなたが落ち込んだ時には、この男のことを思い出してほしい」という記事がありました。私は、4回の落選、長男の死、父の会社の倒産と夜逃げを経験しましたが、リンカーンに比べれば、まるで大したことがないことを思い知らされました。
今世界中の人々が、苦難に面しても、ウクライナの人々の苦しみに比べればたいしたことはない。お互いに支え合わなければならない、という連帯の輪が世界中に広がっていると思います。ウクライナ国民やウクライナ難民を受け入れている国々を支援しながら、民主主義を命がけで守らなければならないと心に誓っています。