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原中勝征元日本医師会長を訪問2021年12月10日

原中勝征元日本医師会長を訪問しました。最近体調を崩され、ご自身の病院に短期間入院されたこともあり心配していましたが、お元気そうで何よりでした。
今の政治と医療政策の根本問題を深く憂慮されていました。2010年に日本医師会会長選挙に出馬した際の主公約は「ストップ!医療崩壊」でした。私はその時の政策パンフ作りのお手伝いをさせて頂き、翌年は財務副大臣として診療報酬と介護報酬の同時アップを支援しました。その結果救急車のたらいまわしが激減しました。
しかし、その後の自民党政権では医療、介護予算が実質的にほとんど増えていません。そんな中でコロナ禍が襲来し、「医療崩壊」という言葉が日常化しました。
政府が平時の医療体制を支えて、有事に備える政策が不可欠です。
私がお手伝いした大下栄治著「原中勝征の喝!」という本の最後に
原中先生が支援したい政治家の八つの条件が書かれています。
1 日本を国の富を分かち持つ中産階級の国にすること。
2 国民を第2の放浪民族にしないためにも原発を廃止すること。
(注:原中先生は福島原発に隣接する浪江町の出身です)
3 TPPには参加しないこと。
4 真の意味での女性参画を促すこと。
5 国民に国家予算の問題点、特に国債について説明し、増税の是非を問うこと。
6 選挙制度を見直し、小、中選挙区についての議論をすること。
7 メディアのあり方についての検証をすること。テレビ局の規制緩和も含めて。
8 政治に関心を持ち、国家を考える知識を持つ国民にしたい。
先の総選挙を経た今の政治状況こそ、この8年前の慧眼を必要としていると強く感じました。

#原中勝征 #日本医師会 #医療崩壊 #診療報酬 #介護報酬 #コロナ禍