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2010/06/10平和構築推進議員連盟の勉強会を開きました。2010年07月15日

私が事務局長を務める超党派の議連、平和構築推進議員連盟(旧ADP支援議員連盟)では6月10日、新しい組織体制を整え初めての勉強会を行いました。参加者はNPOの人も含めて26人でした。国会が新体制作りで忙しい中でも、この問題に関心を持つ議員の数が増えつつあることがわかり、心強い限りです。

 

勉強会の講師にお迎えしたのは、昨年11月に国際赤十字・赤新月社連盟会長に就任された近衛忠煇日本赤十字社社長です。

 

               

          新会長の鹿野道彦衆議院議員             日本赤十字社近衛忠輝社長

 

国際赤十字を創立したアンリ・デュナンと従軍看護婦のシステムを開発したナイチンゲールとの関係から話し始めた近衛さんのお話は、私たちの知らない世界に目を開かせてくれる興味深い内容でした。国際赤十字が国際人道法の基礎となったハーグ条約を生み出したいきさつ。冷戦時代以降に生まれたゲリラ戦などの新しい戦争の形にどう対応しているか。赤十字の一つの旗が、宗教的な概念の違いから3つの旗を作り出すことになったいきさつ。国際紛争の調停のためにどういった工夫をしているかなど、民主化支援・平和構築を考える上で実際的かつ示唆深い話を数多く語っていただきました。

 

平和構築推進議員連盟は、綿貫民輔前会長(元衆議院議員議長)が引退されたことで、会長が空席でしたが、鹿野道彦衆議院議員(民主党)が会長、加えて亀井亜紀子参議院議員が幹事長を引き受けて下さいました。

鹿野新会長の下で、世界に尊敬される日本の確立のために、民主化支援と平和構築の道筋を研究し、具体的に政策に反映させていきたいと思います。

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