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11月9日ニューズオプエドに出演しました2016年11月09日
11月9日のニューズオプエドに出演しました。 「アメリカ大統領選挙結果をどう見るか」がテーマ、丁度トランプ氏勝利が確定した直後のスタートでした。 番組中に、アメリカで取材をしていた在日アメリカ人ジャーナリストのケン・ジュセフさんが現地から画面に登場し、これまで知られざるトランプ候補のエピソードを語ってくれました。それは、トランプ氏の選挙事務所内で、トランプ氏が支持者の前で土下座し、これまでの女性に対する言葉や、特定の人種などに対する発言を謝罪したとのことです。こうした生の情報が既存のメディアでは報じられなかったことも今回の選挙結果の一因かと感じました。 私は今回の結果で感じた以下のことを申し上げました。番組自体は後に近々ユーチューブに掲載いたします。 ○グローバリズムと格差社会、マネーゲームの被害を最も直接蒙った白人を中心とするアメリカの庶民の反乱が起きた。 ○世襲や既成政治に対するノーの意思でもある。世界の政治をリセットする流れの始まりでもある。 ○トマ・ピケティ(「21世紀の資本」著者)が指摘するように、格差は単なる経済問題ではなく「社会的・政治的差別」である。これらに対応するためには、 人への投資、非正規雇用者やワーキングプアーなどへの支援、社会保障のセーフティネットなどの政策を加速化させる必要がある。 ○TPP離脱を公約するトランプ大統領当選直後に、安倍首相がTPP法案を採決することはトランプ大統領に対するあからさまな挑戦である。オバマ政権末期内での議会でのTPP強行突破の可能性もゼロとなり、日本政府がTPP協定を各国に先がけて強行する理由も喪失した。 ○中国や欧州、英連邦などを含め多極化する世界の中で、これまでの外交政策をリセットして世界で孤立しない外交に転換すべきである。 ○日本株の乱高下、マイナス金利政策の弊害も含めた危機管理対応を行うとともに、これまでの安倍政権政治の見直しが必要である。- アーカイブ
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